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金岡尚美さん(ファンデーション・クリニック H.EVE 店長 )

  • 2013.09.10

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●女性を美しくするために●

 

芦屋~夙川~苦楽園--昔は畑があちらこちらに見られたのどかな風景でした。今では考えられない風景かもしれません。しかしその昔からこの苦楽園という土地に根付き、お客様も数多く抱えるこちらのお店が、「ファンデ-ションクリニック H.EVE」。

顧客の中では、おばあ様から三代目という小学生の顧客まで!小さな頃に間違ったつけ方をしていたから、我が子にはきちんとしてあげたいと仰る方が通われているそうです。小さな頃から自分にあった下着を着ける事によりまったく余分な肉が逃げることがなく綺麗なバランスを保ち、成長した頃には本当に美しくなるのだとか!

“ファンデーション”、”フィッティングルーム”という言葉の先駆けとなったこちらのお店。女性の美しさを求めて、下着で体型や気持ちまで美しさに磨きをかけてくれるボディラインへと導いてくれるこの店の店長の金岡尚美さんにお話を伺いました。

 

 

その前にまず『H.EVE』をチェック→

 

 

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●ファンデーションってなに?●

 

“ファンデーション”の言葉から浮かぶのは化粧品。でもこちらのファンデーションはブラジャーなど基礎となる下着のこと。
顔を美しく作り上げるには基礎が大切です。もしその基礎作りがまちがっていたら? 化粧は崩れ、チークのノリはサイアク…と、一日が憂鬱な気分で過ごさなくてはならなくなります。

 

下着も同じと考えれば…自分の体型と合っていない下着をつけていれば、肩は凝り、体型は崩れ、姿勢も悪くなる…血の巡りは悪くなり、顔色も肌も荒れてきたり…など、関連ないと思われるような事も連鎖反応のように起こりかねません。そう考えると体型も基礎が大切!下着選びは決しておろそかにしてはならない事なんです。

 

と、言う事でmakiさん、まずは試着してくださいね♪

 

 

--え?いきなり試着ですか!?

 

これが、こちらのお店の特徴なんです。まずは試着しなくては始まらないのです。そして一時間は余裕を持ってお越しいただきたいのです。今まで下着を試着して購入していたけれど、なぜだか肩が凝る?着け心地悪い?もしかして似合ってないかもしれない?などの理由や、なんとなく違和感がある…でも、なにが違うかわからない…と仰る方が多いのです。そんな方はこちらに来ていただきたいのです。そしてご一緒に試着していただく事で、原因を拝見させて頂いています!

 

“makiさん!!これは肩が凝る!”

 

と話している間にも、フィッティングルームの中の金岡さんの目はしっかりとスタイル確認済み!第一声が叫び声にも感じるお言葉です(笑)どうやらmakiは、サイズ選びも付け方も間違えているようです。ピッタリなフィット感が好きな私は、肩紐の長さも間違えていたのだとか!!そんなウィークポイントもすかさず指導しながら、ブラジャーの中にグイグイ手を入れながら素早い手つきで胸を正しい場所に導いてくれています♪makiは最近の体型の変化や間違ったサイズ選びなどで2サイズ大きいカップとなりました(笑)なんだか、姿勢まですっきりとした感じで肩も楽です♪

 

 

●フィッティングする事の大切さ●

 

胸の輪郭と肩紐の高さがきちんと合っていれば肩紐は補助としての役割の程度なのです。makiさんは、おもいっきり肩紐でバストを吊り下げている形になっていますよね。
makiさんだけではなく、皆さんもご自分の本当のサイズを理解しておられる方は少ないのではないかと思います。随分前にメジャーで計ったその数字をおぼえているだけなのではないですか?

 

日々変わる体調により、サイズも変わるのです。それにメジャーだけで計ったサイズは決して正確とはいえないのです。人の身体は薄い方や円柱な方、体型も人それぞれだからです。
正しい測定をおこない、自分の体にあったサイズや正しい着け方で締め付け感はなくなり、体調も整い、美しい身体つくりのはじまりになるのです。妊婦の方の身体が変化する時期はもちろん、日頃の2~3kgの増減でも変化するのでフィッティングは毎回して頂きたいと思っています。

 

私達はブランドなどのその形や特徴をつかみ、その方に合った一番似合うファンデーション選びをさせていただいたいるのです。

 

その後、makiはその言葉を実感する事に!試着したブラジャーを購入したのですが、サイズの在庫がなく後日再び訪店。その時にもフィッティングし、なんと規定サイズではアンダーが合わないことが発覚!!しかし、カッティングしてのお直しを得て、自分だけのオリジナルサイズとなりました。肩こりがマシになった気がしています!二着目購入思案中です♪

 

--なるほど、奥深いものなのですね。しかし、なぜ下着に興味をもたれたのですか?

 

このお店は、オーナーが海外で見た外国の人たちのスタイルの美しさに感動し、日本人はなぜ凹凸がないんだろう?そんな疑問から始まったのが、はじまりなのです。30年前は、日本には試着の習慣がまったくなかったのです。昔の日本は着物の文化なので、隠す事が好ましい。抑える、隠す、が着物の美しい着方でした。けれど洋装が主流となった現代では、文化の違いは体型の違い…やはりメリハリのある体型は魅力的に見えるものです。

 

なのではじめの頃は試着してもらう事だけでも一苦労。まず、試着ってなに?の次元から。脇の肉を運びましょう!と言っても、なんのこと?の世界。

 

“肉を運ぶ”という意味が通じなかった。でも、地道に続けていく事で、根付かせようと努力してきました。ニ階という立地もはじめての方にはわかりづらいのですが、ただ売るだけの量販店にはしたくなかった。とにかく、ゆったりと選んでいただきたいとの思いです。とにかく、満足のいくファンデーションを選んでいただきたかった。そんな始まりから30年、今では四国や東京など、遠方の方々もいらっしゃっていただくようになりました。

 

そんな私も、自分の体にコンプレックスを待っていました。なので、綺麗なものに囲まれたなら、少しは気分は晴れるかな…なんて安易な考えで始めたのがきっかけだったんですよ。

 

--そうなのですか?でも、とてもスリムで白いパンツもお似合いですよね!

 

昔はね、こんな白い色もぴったりしたパンツも絶対に嫌でした!(笑)でも勤めだしてから、やたらとお客様が買っていかれるインナーショーツがあるのです!!自分で売りながら、”えっ!?何?このショ-ツそんなにいいの!?”って。結局、お客様の真似して買ってみたのです。効き目あるのかしら?なんて思いながらも履き続けていると、お尻のラインが変わってきたのです!!これには自分で驚きでした。今では、このショーツしかはけないくらいに愛用しています♪

 

この一枚のショーツをとっても、私はお客様に勉強させていただいたと思っています。
仕事を始めた頃、私は何をしていいのかさえわかりませんでした。前店長には、「綺麗なものだけを見なさい」と教えられただけなのです。この言葉は後に深い意味があったのだと理解したのですが、その時は訳もわからず。購入したものを着けて帰られるというお客様のタグきりだけが、私の仕事でした。タグを切りながらお客様に気付かれないようにそっと横目で、”サイズが合っているとはこういう事なんだわ”と盗み見る事からの始まりでした(笑)

 

実際の販売を目の当たりにすると、イメージと内情とはまったく違ったものでした。お客様にもどんどんアドバイスしなければならないし、試着では恥ずかしがらずにお客様の胸にも手を入れなければならない。私が恥ずかしがっていはお客様はもっと恥ずかしいですよね。
そんなことなど色々な事が、私にできるのかしら?と、逃げたしたい気持ちでいっぱい(笑)
店長がお客様と入っている試着室のカーテンの奥の声を聞きながら、隠された向こうでは何が行われているのかしら!?と、ハラハラ、ドキドキ…とても中での様子が気になりました…

 

次第にカーテンの中に入れていただけるようになり、といってもお客様の試着の妨げになってはいけませんので、店長の行う様子を見ながら、あっーこうしているんだぁと、またも横目でチラリ!

 

 

●震災の苦境を乗り越えて●

 

 

そんな感じで三ヶ月があっという間にたちました。大分慣れてきて、面白くなってきたところに起こったのが阪神大震災。本当はその時に辞めてしまおうと考えました。”何が起こったのか?”わけもわからない状態。電車もバスも通っていない。なんとかして辿り着いたものの、ひどい惨状でした。もう何もかもが無理と思える状況でした。
けれど、考えたのが私たちに今できること。誰もがお風呂も入れない、洗濯もできない…そんな状況だけど、この店にはたくさんの新しい下着がある。私たちにできるのことならばと、お客様はもちろんのこと、近所の方々などにも無償でお配りさせていただきました。みなさんにきれいでいてもらいたい。あの状況で、そんなことをできるのは私たちだけだと思ったからです。そのことにより喜んでいただけるならば、それが嬉しかったのです。

 

--それは、すごいですね。でも、下着をいただけた方々は本当に救われた事でしょうね。それで、すっかりのめり込んでしまったのですね。

 

そうなんです。しかもその後、フランスで開催される下着の展示会やファッションショーに行くチャンスに恵まれました。「自分がきれいと思うものを仕入れてみなさい。」と大それた指令が!えっ、私が?と、とても緊張しました。けれど、それ以上に感じたことが、”楽しい!”。大きな会場で、ブースごとにショーが行われ、どのブースを見に行っても大興奮!大変な刺激を受けました。

 

そんな中で私の目を引いたのが、イギリス製のシルクナイティー。美しさにうっとりとした私はそれを仕入れることにしました。買ってくれる人なんていないんじゃないかしら?とドキドキ。しかし不安とは裏腹にフィッティングをしたお客様が気に入ってくださった時の喜ぶ様は忘れられません。そして下着の大切さと、フィッティングする事に対する責任感が芽生えてきました。

 

それからはどっぷりと下着の世界にはまってしまいました。

 

今、私は通ってくださるお客様たちの体型がどんどん美しく素敵に変身していくのを眺めています。そして私もきれいになりたい!という気持ちも高められていくのです。
自分で体現してこそ、お客様の時間を頂戴できるのだと思っています。

 

トルソー(イタリア語で上半身の意)は各メーカーの理想の体型で模られるのだとか。さすが少しでも近づきたいと感じさせられる抜群のプロポーション。

 

 

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●理想はすべての女性を美しく●

 

 

この喜びをたくさんの方々に知って頂きたいと思っています。私は販売員ではなく、お客様の体を美しくする職人だと思っています。みなさんもぜひ試着するだけでもお越しください!商品を無理やり買わせようとなんかしませんから(笑)一人でも多くの女性が美しくなる運動を展開したいと思っています。「人生が変りました。本当にありがとう。」とお客様のお言葉をいただける事が私達の最高の喜びです!!

 

--終始、下着の話に目をキラキラとさせながら語る金岡さん。本当に美しく変化していくお客様の喜びの表情を見るのが好きなのだということが伝わってきました。美しいものを見る、喜びの表情を与えられる、そんな仕事につけたことをとても誇りに思っていらっしゃるようでした。そして、少しでもたくさんの女性の方に美しくなってもらいたい…そんな野望も抱くかのようでした。

 

毎日、必要とするものだからこそ、良質なものを身に付けてみる…そんな気持ちにさせられました。みなさんも、もっと美しい自分に変身してみるのも素敵な事だと思いませんか?

 

 


 


ファンデーションクリニック H.EVE

西宮市南越木岩町11-6 苦楽園エクセル2F
TEL.0798-72-3845

 

 

阪急苦楽園口駅 徒歩3分

 

 

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