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矢野みゆきさん(フラサークル主宰 Mino’aka Hula Circle )

  • 2013.09.09

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●ハワイに惹かれて。フラに恋して●

 

笑顔がステキな矢野みゆきさんは、楽しく笑っていたい!と思う人。フラを踊るのも楽しいから、笑顔になれるから…。その楽しみを広めたいと~初めての人から、現在フラを学んでいる人まで、誰もが楽しくフラを踊るため~、そういう気持ちから、”フラサークル”を立ち上げたばかり。 実は矢野さんは、阪急苦楽園口駅近く、アンティークとブロカント中心のフランス雑貨店「holo~holo」の元オーナー。半年前まではまったく別の仕事をしていた。 フランス志向の方々からも人気があったお店をクローズして、今回のフラサークルの主宰者としての再スタートだ。 と、なんだか不思議な取り合わせに興味津々と、その笑顔に惹かれてお話をうかがってみた。

 

 

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●フラを求めての苦悩●

 

フランスに住む妹の関係で、フランス雑貨と手作りのお店としてオープンしました。フランス関係は妹が詳しいですが、、実は私はそれほどでも(笑)。コアなフランス雑貨ファンの方がいらっしゃったので、話をするのにはフランス語の名前など思えるのが大変でしたね。 実は私はハワイが好き!店名「holo~holo」もハワイ語で「お散歩」を意味する言葉なのです!お店をはじめるより、フラの方が長年学んでおり、教えたりもしていました。きっかけはトレーニングジムでフラのカリキュラムがあり、「面白そうだな~」と漠然としたものでしたが、回を重ねるごとに、どんどんフラの世界に引き込まれていき、先生の教室に直接通うようになっていました。その頃にはどっぷりと漬かってしまいました。がその分、後に様々な教室に通うことにより、色々な思いや苦労が出てきました。開業時はとても悩んでいた時期にあたります。 しかし、やはりフラが好なんだと実感し、新しい気持ちの出発として、今回のフラサークル「Mino’aka Hula Circle」を立ち上げることにしました。

 

 

--そんなに色々な教室に通ったのですか?また、どうして悩まれたのですか・・・

フラというのは、教える人によりそれぞれ違うものなのです。ハワイアンのクム(ハワイ語で伝授者)でもその伝える人により違います。フラは文字を持たないハワイアンたちが、子孫に歴史や神話などを伝える手段にもしてきました。元々は一つのものだったのでしょうが、伝えるうちに、しだいにその地域ごとで変わっていったのでしょう。伝言ゲームみたいなものですね。

 

数人だけで伝言しても、まったく違った伝言になってしまいますものね(笑) 当然、日本に伝わっていているフラと、ハワイ現地のクムとは大きく違うことがあります。 現地さえ違うのだから日本的なフラダンスがあっていいのかもしれませんが、 そのときの私は、学ぶなら現地に忠実に!!現地のハワイアンが喜んでくれるフラ!!を追い求めてこだわっていました。

 

日本人が教えるフラと現地の違いが気になり、ハワイアンが教えている教室をさがしだしました。しかし、そこでもまた疑問が沸き立ちました。本当のフラを踊るハワイアンなら日本ではなくハワイという地でないといけないのでは?と考えるようになり…人間関係のしがらみも出てくるようになっていました…楽しいと思い始めたフラなのに、笑顔ではいれなくなってきました。

 

そんな時、有名なクムがイベントで来日したのを教えてもらい、遠方にも駆けつけ、また現地に赴いたりと…していくうちに私が思い描くフラは、やはり現地にあるのだと実感しました。ハワイアンに日本でのフラを踊ると…「それはフラとは違うよ」などと言われる反面、自分の理想とするフラを踊ると、とっても喜んでもらえたり。やはり、現地の人に喜んでもらえるフラを踊りたい!と思いが強くなっていきました。どんどん、突き詰めていくようになりました。

 

自分の目指すフラを踊るには、日本ではかなりの困難なことだったのです。

 

 

 

●本来のフラを求めて●

 

日本での教室多くのは、みんなが揃っているか?きれいなステップを踏めているか?とにかく見た目の美しさを求めることが多いのです。もちろん、揃っていることは美しいのですが、私はフラの本来の意味、目的は、心を伝えるものと思っていたので、マスゲームのように足並みをそろえるだけ… とは違うのではないかと感じていました。

 

--踊ることにより、心を伝えるのですか?

 

フラの踊りは、音楽を聞いてそれにあわせてただ踊る…ではありません。一つ一つの動作に意味を持っています。音楽に合わせるのではなく、歌詞の意味を聞き取るのです。言葉をきいてその意味を身体で表現するのです。手話的な要素が含まれています。その一つの言葉を大切にしながら、自分の心の内面を見ている相手に伝えます。 指の先にも心が宿っているのです。

 

 

 

●フラの魅力の深さとは●

 

フラのステップは決して難しいものではないのです。 下半身でリズムをとりながら、表情と上半身で表現するのです。それをいかに伝えるか、表現するかが重要なんです。しかし、形をきれいに整えるだけではありません。

 

「心を伝える。 そして、相手にそれをいかに感じてもらえるか。」

 

例えば、皆さんがよくご存知の「アロハ」という挨拶は”こんにちは”や”ようこそ”として一般的ですが、その一文字ごとの中にも “親切、調和、喜び、謙虚、忍耐”と深い意味があるのです。それを思って表現します。

 

--ひとつの踊りの中でたくさんの意味を含むとは、奥深いですね。考え出すと、いろんな事を思い巡らしてしまいそうです。一つの歌詞の中でもたくさんの意味がこめられているのですね。

 

そうですね、斜め前に手の広げた45度ほどの範囲内、つまり赤ちゃんが生まれてくる「子孫繁栄」という意味の範囲内でそれらを表現しますが、この範囲を越えるとまた別の裏の意味にもなります。 フラは自分の気持ちを伝える踊りなので、愛を表現することが多いのですが、言葉では伝えにくい…聞いたり口にするのが恥ずかしい内容も多いのが裏の意味です。

 

この意味を知ることを追求される方もいて、ハワイ語を学んだり…な~んて、別の意味で熱心になってしまうことも…ちょっと、恥ずかしい気もしますが、それもまた楽しみかもしれませんね(笑) 踊りを繰り返すのもフラの特徴です。動きは同じかもしれませんが、同じ動きの中でもいろんな意味があります。繰り返すほどにあんな意味もある、こんな意味でもあるのかしら?と、その意味の深さをひとつの動作に表現していただきたいと思います。難しく聞こえるかもしれませんが、基本の動作を繰り返し踊るのですから、誰にも受け入れ易い踊りでもあると思います。

 

私のサークルでは、その人のそれぞれの思いを表現して欲しいと思っています。ステップが一人だけ違う…となると困ってしまいますが、表現は人それぞれ!人と違っていてもそれはその人自身のフラだと思っています。本当にフラは奥が深いけれど、楽しくなれる踊りなのです。

 

--裏の意味も確かに少しドキドキして楽しいかもしれません(笑)きっと、その人それぞれの思い出や経験など積み重ねた物によっても変わってくるのでしょうね。

 

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●さらなる前進への出会い●

 

 

--それぞれの自由な思いで踊ってほしいということも含めフラサークルを立ち上げたのですね。今までは現地のクムや踊りに大変なこだわりをもってこられたようですが、それにも最近は変化があったとか?

 

最近、私自身がフラの歌を習い始めました。実は歌う方は苦手な方なのですが…踊りにもつながるからとの思いからでしたが、ここで大変素晴らしい先生に出会うことが出来ました。 それは日本人の先生なのです。 しかし、実にフラに精通していらっしゃるのです。現地のクムを含めた先生としても、改めて教えられることがたくさんあります。話も面白く、歌うよりも先生のお話を伺いたいというほうが正しいでしょうか(笑)

 

先生は、現地の人以上の事を学び、習い、考えておられたのです。今までは現地の人に喜んでもらいたい!現地の人に近づきたいとの一心であった私にとっては衝撃でした。 現地の人達はあって当たり前の事としてフラに接している。言葉の壁もそうですが、既に持つ者と後から学ぶ者とは、理解しがたい壁を感じました。私はその壁を取り払おうとしていたのですが、先生はあって当たり前、その壁の部分もあってこそ現地人以上に勉強することができ、そこでしか知りえないこともあるかもしれないという事を気付かせてくれました。そしてその壁を感じている先生だから、後から学ぶ者…である悩める日本人を理解してくれたのです。

 

目からうろこでした。

 

 

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●人それぞれの踊りを楽しんで●

 

 

悩んできたこと、矛盾に感じたこと、が溶けていった気がしました。私は私らしいフラをすればいいのだと。 フラは人それぞれの個性が最もあらわされる踊りだと思っています。 最近、一番感銘を受けた言葉があります。

 

「フラは基本を学び、後は感性で踊るものだよ。 踊りはその人の個性さ。」
(ハワイ人間国宝 George Na’ope の言葉)

 

フラは楽しく踊るのが一番なのですから。その人それぞれにフラを楽しんでいただけたらと思っています。

 

--日本人がフラを教えるということは現地を愛するほどに難しいことなのもしれません。フラを愛する心と同時にハワイアンではない自分がフラを教えるという葛藤もあったに違いありません。しかし、最後に語った矢野さんの言葉にはまっすぐ先を見据えている気がしました。きっと、日本でも現地でもたくさん、考え、悩み…フラの基礎をきちんと学んだからこそ見えてきたものなのではないでしょうか。私も、そんなフラを感じてみたくなりました。 言葉の一つ一つを自分の身体で、ハンドで、表情で…表現する。まずは気楽にサークルに参加してみてください!

 


 

 

Mino’ka Hula Circle

 

定期的に西宮の公共施設を中心に行います。
palashioエリア程度であれば出張レッスンできます。
人数、時間、場所等相談に応じます。
メールにてお問い合わせください。

 

-お問い合わせメール-
holoholomyu@yahoo.co.jp

 

※「フラ」とは、ハワイ語で「ダンス」と言う意味なので現地では「フラ」であり、「ダンス」はつけません。日本では「フラダンス」と一般的に呼ばれていますが、ここでは「フラ」と呼称いたします。

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