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小山潤子さん(フローリスト amica)

  • 2014.09.14

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●沢山の中から印象つける。--人柄が表れるアレンジメント●

 

ウェディンでのブライダルブーケやフラワーレッスンを中心としてインターネットでフラワーショップ「amica」を運営する芦屋在住のフローリストの小山潤子さん。彼女を知ったのは、もう数年前。新店を取材に行くと開店祝いの祝花が店を囲んでいるそんな風景をよく目にする。どの花も美しく彩られているのだけれど、何時の頃からか、「あっ、素敵なアレンジだな」と思うことがあり、店の方に「素敵なアレンジメントですね」と声をかけずにはいられない花が。そんな時は「ああ、amicaさんですよ」と当たり前のような答え。相槌を打ってみたものの知らない名前。そんなやり取りが何度か繰り返された。それは店舗を持たないインターネットの販売のみの花屋さんとのこと。

 

palashioは芦屋、夙川、苦楽園界隈に来ていただき、この地に触れて店に足を運んでいただくのが目的なため、芦屋に事務所があるからと言ってネット販売は取材対象外になってしまう。そのために「amica」は取材対象外…泣く泣く取材を断念。残念な思いながらおススメの花屋さんとして友人などに進めること数年。そして、昨年から始まったレッスンのコーナーにて取材依頼をさせていただけるようになり、一番にお願いに行ったのがこちらのフラワーレッスンの「amica」。今回はその代表でありフローリストである小山潤子さんにお話を伺った。

 

その前にまず「amica」をチェック→

 

 

 

●アトリエスタイルの花屋さん

 

--長年、存在を知りながらなかなかお会いすることができずにいましたが、やっとこうしてお会いすることが出来ました。

 

本当に、そうですね。お会い出来るようになってよかったです(笑)店舗ではなくアトリエスタイルなのは、私のお花の原点がウエディングブーケというオーダーメイドだったからです。ネットでの販売も、レッスン内容も、ウエディングブーケ同様にオーダーメイドのデザインでさせていただいているので、そのために仕入れた新鮮な素材で丁寧に制作したかったためなのです。

 

--花の業界に入るきっかけはなんだったのでしょう?

 

小さい頃からお花は大好きでしたが、仕事にすることは考えずに、広告関係などで仕事をしておりました。それが、ある年の誕生日に友達から頂いたブーケがとても素敵で、色使いも形も…こんな素敵なデザインがあるのだと感動しました!それはフレンチスタイルであるということを知り、とても印象に残ったのです。その後に妹のためにウエディングブーケを作ったのですが、もちろん花材選びもデザインも素人で我流でしたが、とても評判がよく、喜んでくれて…

 

人に喜んでもらえるというがこんなに嬉しいんだということを知ったのもありますが、祝福の中の花嫁のまばゆさに感動を覚えました。それから程なく花の世界に入ることになりました。

 
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●転職からのはじまり

 

--思い切りましたね、不安はありませんでしたか?

 

そうですね、導かれるような感じでしたが、不安はありました。まあ気軽にアルバイトだし、と(笑)。

 

働き始めたといっても一から教えてもらえるわけではないのですよ。先輩たちのやることを見よう見まねです。上手い人のやることを盗み見る…感じですよね(笑)最初は、これってなに?って、オアシス(アレンジメントの底に仕込むスポンジのような物)を何に使用するかも全然わからなかったくらいなので、わからないことだらけ…。とにかく忙しい店舗でみんな自分たちのことで精一杯なんですよね。そんな状況では私も聞くタイミングを逃してしまったり…そんな日々の連続でした。しかも、私は転職でしたので、師弟関係の空気の中、周りの仲間たちは教えてもらうのも年下の子ばかりで、色々な意味で大変でした。

 

 

--まさに職人という感じが花の世界でもあるのですね。

 

今では考えられないかもしれませんね。体力もメンタルでも辛かったです。生半可にできる仕事でありませんでした。華やかに見えますが、実際は重い荷物を運び、手や服は汚れるし…花の鮮度が一番なので、温度も寒いし、冬の水は冷たいし…日に日に追うごとに仲間たちが一人辞め、また一人と気付けば私が最後まで残っていたのです。

 

私はしんどいながらも、あらゆるお花や枝物に触れてアレンジできるよろこびを感じていました。それだけで続けてこられた感じです(笑)そんなうちにウェディングブーケの担当に抜擢され、作ったものを内外で次第に評価していただくようになったことも嬉しかったです。自分が完全燃焼している感覚、やめようとは思わなかったですね。

 

--道を究めている人の話を伺うと必ず感じるのが、努力を積むことは不可欠だということ。才能やセンスがあるから認められるのではなく、そこには必ず鍛錬と言っていいほどの経験がある。小山さんの優しいほほえみの奥にしっかりとしたそのすべてを感じることが出来た。

 

 

 

 

 

●ウエディングの世界へ

 

数年経ったころ、そこの先生に「小山潤子でやっていきなさい」と背中を押していただき、独立を考えました。
ちょうどその頃、イタリアの輸入物を取り扱うドレスショップが路面店へと移転するに当たり、私に目を付けてくれて引き抜きの話をいただきました。東京や名古屋にも店舗を持つ大きな店舗でしたので、ありがたいお話でした。女性社長の会社で、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。東京の様々な一流レストランや会員制の迎賓館などを始め、北海道での雪景色ウエディング、岡山での森のガーデンウエディングなど、数多くのウエディングプロデュースに関わらせていただきました。

 

毎年開催された新作ドレスのファッションショーについては、それぞれのテーマに沿った会場装飾やブーケはもちろん、ショーのBGMにJAZZやクラシックの生演奏をコーディネイトしました。そのどれもがいつも「非凡なもの」を要求されたので、本当に大変でしたが、とにかく最高に楽しく仕事をさせていただきました。もう、どんな無理難題でもカタチに出来る自信がつきました。おかげでは自分で気付けなかった才能がどんどん開花したと思います。

 

結局、そこではフラワーレッスンも担当してくれないかという話も出て、自分の可能性を広げるためとお引き受けしました

 

スクールも学ぶということをせずに実践のみでやってきたので自分の発想でのみ教えるというスタイルでしたが、それが今の原点となりました。

 

 

 

 

 

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●芦屋に居を移して

 

--独立することになったのはどのような経緯でしたか?

 

その店も時代の流れと共に業務縮小を余儀なくされ、今度こそ独立をするタイミングだと考えました。その頃は既に色々な経験を積んでおりましたので、ちょうど良い頃合いが重なった気がします。独立して様々にご縁をいただいた仕事から、レッスンでも生徒さん通いやすい場所ということで阪神間を中心に物件探しに奮闘しました。結局ここに落ち着いたのは、部屋の中の光りが絶妙だったことです。マンションなのに窓が多く、けれども入ってくる自然光が強すぎず、キラキラと入ってくる感じ…とても素晴らしかったのです。ここなら花が喜んでいるように感じたのです。あきらめかけた頃に出会え、ここでならと決断しました。導かれたようにこの地になった気がします。

 

--確かに、部屋の中の花たちが唄を歌っているかのように喜んでいるのを感じられそうな、活き活きとした活力を感じた。それは小山さんの撮る花の写真からも感じ取っていただけるだろう。アトリエで自らの手で撮影した花の写真たちは「amica」のHPでもご覧いただける。

 

 

●ウエディングブーケへの思い

 

–レッスン、ギフト、ショップディスプレイなど、様々なジャンルでご活躍ですが、原点のウエディングブーケについては特に熱い思いを持っていらっしゃると感じますが。

 

フローリストの仕事の中で、その技術や感性がもっとも問われるもの、それがウエディングフラワーだと考えています。 それは、ウエディングというハレの日に、主役のお二人らしさを花で演出することや、素材の美しさのピークを合わせること、アレンジする技術力や、空間をデコレーションする力など、そのすべてが必要とされるからです。そんなウエディングフラワーの、さらなる結晶がウエディングブーケだと考えています。花嫁のウエディングファッションの一部として、トータルのコーディネイト力も必要とされます。 個性に寄り添うデザインをカタチにするためには、多彩でハイレベルなテクニックが必須です。 また、立ち居振る舞いの中で安心してお持ちいただける配慮もなされています。

 

ウェディングブーケは「花の芸術品」だと私は考えています。
花嫁という美しい主役の魅力のすべてを、ご本人の想像以上に最大限引き出すよう心がけ、私はこれまで20年近く、数千人の方にウエディングブーケを作り続けてきました。これからも、ひとりでも多くの花嫁さまに「本物のウエディングブーケ」で至福の一日をお過ごしいただけますようにと心がけたいです。

 

‐‐常に前を向いて何か新しいものをと取り組む小山さんは芦屋に来られてからも次々と新しいことにチャレンジ。クリスマスの頃には芦屋のレストランなどを「芦屋ジャック」と名を打って、これは生徒さんの発表の場としても店を花で飾ったり。いまでは毎年体育の日の芦屋の恒例となった「あしや・いち」への参加。その実行委員でもある「オーガニックベジタブルCA」とのコラボレーションにて野菜の配達と共に花を届けるサービスも好調である。今は、原点でもあるウェディングブーケに重きを置き、雑誌のアレンジを手掛け、さらなる展開も構想中なのだとか。繊細さと同時に喜びに更なる進化を求める大胆さを兼ね揃えた小山さんの今後の活躍も益々楽しみな活躍が期待される。

 

 


 

 

amica

 

芦屋市大桝町

お申し込みはメールかお電話で。
www.j-amica.com
0797-35-2017

 

 

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