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阪急茨木市駅から徒歩約１２分、台形の敷地に合わせるように「へ」の字型に配された建物は、南側を大きく開け、敷地内で環境を形成することを意識して建てられています。全１８戸の長屋（タウンハウス）形式の集合住宅は、３住戸を１ユニットとし、左右の２住戸（断面図c-type）は１・２階のメゾネット形式、中央の１住戸（断面図f-type）は１階と螺旋階段で一気に上がる３階部分で構成されています。つまり、長屋ではありますが単純な縦割り（並列）ではなく、住戸が重なり合う部分を持つ「重層長屋」形式となっています。ファサードでは、幹線道路側の窓にカラーガラスを採用しており、淡い色の外壁とのコントラストが、ポップな感じを演出しています。また、各住戸には共通して土間を設けられており、共用アプローチと合わせたテラコッタタイルを貼ることで、視覚的な広がりを持たせるとともに、玄関扉を開放してアプローチ部分と一体で使うことで、ひとつのコミュニティを形成出来るように意識されており、この計画のコンセプトの柱になっています。

交通

阪急京都線「茨木市」駅　徒歩12分

所在地

大阪府茨木市東宮町

構造

RC造　地上3階建

総戸数

18戸

竣工

平成17年2月末　完成

設備

床暖房、オリジナルキッチン、可動式収納、モニター付インターホン、etc.

タイプ

□a-type/1戸2LDK+土間(59.36m2)+バルコニー(3.19m2)□b-type/2戸2LDK+土間(81.73m2)+バルコニー(7.33m2)□c-type/8戸2LDK+土間(59.36m2)+バルコニー(4.15m2)□d-type/2戸2LDK+土間(85.95m2)+バルコニー(7.05m2)□e-type/2戸2LDK+土間(65.05m2)+バルコニー(2.89m2)□f-type/2戸2LDK+土間(81.73m2)+バルコニー(8.33m2)□g-type/1戸2LDK+土間(59.36m2)+バルコニー(3.19m2)

設計

株式会社　菅匡史建築研究所

プロデュース

株式会社　五大